毎日おしごとお疲れ様です。
初任給が手に入った方、おめでとうございます!
これが社会人として得られた最初のお給料という方もいらっしゃるでしょう。
今後お給料は楽しみになってくる…とは思いますが、計画的な利用が大切です。
そして今後は、給料から「なんだかひかれているお金」が出てくると思います。
これって「控除」っていうんですが、社会人になってからこれについて説明される機会は全くありません。
それが怖いな
と、思いました。
私自身、仕事に時間を割く毎日で思考停止状態で時が過ぎ、退職・転職を考えたときにお金の心配をして初めて調べた!なんてくらい無知でした。
お金のことなので、あせりますし、心の余裕がなくなったりもします。
ですので、この機会に『控除』について知っておくと、人生の転機においてこころの準備ができるかと思います。
転職だけでなく、結婚で扶養に入る時・出産で育休手当をもらう時などにも意味が分かります。おおまかにお話します本当に必要な時に「そういえばあんなこと言ってたな」と思いだしていただく糸口になれば幸いです。

とっつきにくい話なので、おおまかにおはなししたいと思います
『控除』
「控除」とは、給与から天引きされる税金・社会保険料などのことです。主な項目は次のとおりです。
控除の種類
まずはこれだけ知っておくといいかなと思います。
以下の税金や社会保険料が給料から引かれます。

控除されるものは、
- 税金
- 社会保険料
- その他
です。その他の項目は会社によって異なります。
給料明細で確認
何がどれだけ引かれているか?は、給料明細の『控除』と書かれている部分をみてみましょう。

それぞれの金額は給料の〇%で算出されています。
税金
所得税
所得にかかる税金です。給料の額に応じて変わります。
住民税
住民税は、各市町村へ支払う税金です。市町村ごとで変わります。
住民税は、社会人2年目から引かれるので、手取り額にも注意です。
社会保険料
健康保険
病院で通院・入院の際の3割負担。これは健康保険を払っているからです。
払っていないと全額負担となります。無職の際は、国民健康保険や扶養などに入りなおします。
厚生年金
いわゆる「年金」です。定年退職ごろにお世話になりますが、支払いは基本的に続きます。
年金についても家族の扶養とならない場合、就労時に加入していた厚生年金から国民年金に切り替えて支払っていくことになります。
雇用保険
こちらが20~30代で世代的に関係が深いのではないでしょうか。
転職時の『失業給付金(失業保険)』はこちらから支払われます。
また、育児休暇の際の
『育児休業給付金』も雇用保険からまかなわれます。
手続きは職場とのやりとりなので誤解しやすいですが、給付は雇用保険からなので知っておきましょう。
会社員の恩恵
以下の項目は会社員は会社が折半して払ってくれますので、その額が記載されています。
”会社が折半”ということは、その倍の金額をお国におさめているということになります。
また、手続きは会社がやってくれているので、私たちは何もせずに済んでいますが、無職やフリーランスなどの会社に所属していない場合は、自分ですべての手続きをしなくてはなりません。
ですので、金額や手続きの負担が少ないということ、これが会社員の恩恵ということになります。
その他
その他の主なものとして、労働組合費や互助会費などがあります。
労働組合費(組合費)は、会社で行っている労働組合の活動費を納めています。基本的に全員が加入しているところは特に説明がなくても引かれている場合もありますので、給与明細表で確認しましょう。
互助会費は、お互いに助け合うの意味で職員の冠婚葬祭において使うお金を毎月徴収しています。他の名称になっている場合もあります。(また他に、栄養科で手渡しで集めるお金もあったりします)
その他、職員食や駐車場代など職場によってひかれているものもあるので、何で引かれているか?を確認してみるとよいですね。
給料の月給と手取りの違い

求人票で書かれている額面は月額です。
『手取り』=月額 ー 控除額 です。
月額で考えてたら手取りが少なくて、生活費が足りない!なんてことのないように、
生活費は、手取りで考える必要がありますね。
転職時にかかわるお金の話
転職時にはお金の話はつきものです。とくに転職の際にかかわるお金や失業給付金について書いています。
「転職活動でかかるお金ってなにがあるの?」意外と見落としがちなお金について再確認↓
転職活動中の無職期間を助けてくれる『失業給付金』というものがあります。しかし注意点もあるので確認しておきましょう↓
退職や転職をお考えの方はぜひご一読ください!
まとめ
給料明細の見かた、「控除」について
をおおまかに知っていただけたでしょうか。(本当におおまかにです)
これを知っておくと、「転職時にもらえるお金があるんだっけな」「退職後はどのように税金や社会保険料を支払おうか」「結婚して扶養に入るかどうするか」を考える基本情報になるかと思います。

りんご
私は退職するときにいろいろ慌てました。私みたいなしくじりはないと思いますが、参考になればうれしいです
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