栄養士と管理栄養士何が違うの?どうやってなるの?|これからめざそうとしているあなたへ

管理栄養士の仕事

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

栄養士・管理栄養士になりたい!でも、

管理栄養士って、栄養士と何が違うの?

そうですよね。確かに私も『管理栄養士』という資格に出会うまでは違いがよく分かりませんでした。

医療職といえば、医師や看護師はメジャーな仕事ですし、

食の業界では調理師パティシエなんかがよく聞かれますよね。

では、栄養士と管理栄養士の主な違いはなんでしょうか?

違いをちゃんと理解することで、納得して選択し、より間違いのない選択ができると思います。

解説は、13年以上数年病院で管理栄養士をして、栄養士さん・既卒管理栄養士さんとも働いた経験があるりんごがお話します。

これを解決していきましょう!

病院管理栄養士りんご
病院管理栄養士りんご

ここでは、管理栄養士になるにはどうしたらいいか。

また栄養士と管理栄養士の違いについておおまかに解説したいと思います。

管理栄養士とは?

 管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。

 病気を患っている方や高齢で食事がとりづらくなっている方、健康な方一人ひとりに合わせて専門的な知識と技術を持って、栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。

引用:日本栄養士会HP

栄養士とは?

一方、栄養士は都道府県知事の免許を受けた資格で、

主に健康な方を対象にして栄養指導や給食の運営を行います。

引用:日本栄養士会HP

管理栄養士と栄養士の違い

  • 管理栄養士は、病院・高齢者施設における栄養管理を主に行うことができる資格です。
  • 診療報酬・介護報酬の中に、条件として『管理栄養士が』行うと算定できる文言がある為、病院や介護施設等では、必然的に管理栄養士採用となることが多いです。(診療報酬は、治療行為等における価格のようなもので、それをいただけるには条件があります。)
  • その為、就職活動の際の、求人数や選択の幅で言えば管理栄養士のほうが選択の幅は広がります。
  • 給料面では、管理栄養士手当や大学卒手当が上乗せされることも多い為、給料も多くなる傾向です(これは施設・企業によります)
  • 管理栄養士は、栄養士の仕事をすることができますが、栄養士は管理栄養士の仕事をやりたくてもできない仕事もあります。
病院管理栄養士りんご
病院管理栄養士りんご

できることや管轄が違います!

管理栄養士・栄養士になるには?

まずは、高校卒業後、以下の学校へ修業します。

  1. 管理栄養士養成施設
  2. 栄養士養成施設(短期大学または専門学校)

これらの学校は、管理栄養士養成施設、栄養士養成施設と呼ばれ、全国に管理栄養士養成施設は137校、栄養士養成施設は138校あります(2019年度現在、一般社団法人全国栄養士養成施設協会より)。

管理栄養士養成施設を卒業すると、栄養士免許を取得することができます(特別な試験はありません)

栄養士免許を取得した後は、以下のような道筋で管理栄養士国家試験を受験します。

合格すれば、晴れて管理栄養士となることができます。

日本栄養士会HPより

図をみて分かるように、管理栄養士養成施設では、卒業後国家試験を受験することができますが、

栄養士養成校を卒業してから管理栄養士を目指そうと思うと、修業+実務で最低5年はかかります。

さらに、表の実務経験というのは、主に仕事をすることを指しますが、

卒業して、仕事をしから受験するとなると、

  • 勉強する時間が無い
  • 勉強のサポートが少ない(模試は自分で受けるように手配する、解説してくれる先生が身近にいない)

などのデメリットはあり、既卒受験者は2~3割以下であると言われています。

(新卒受験だと9割以上)

第36回管理栄養士国家試験の合格率(令和4年2月実施)

  • 合格率65.1%
  • 受験者16,426名 合格者10,692名 =合格率65.1%

養成校別の合格率

  • 管理栄養士養成課程(新卒)⇒92.9%
  • 管理栄養士養成課程(既卒)⇒20.5%
  • 栄養士養成課程(新卒)  ⇒28.8%

管理栄養士は国家試験の合格が必要。栄養士は養成施設の卒業と同時になれます

道筋としては、学校卒業→栄養士!→国家試験・合格→管理栄養士!

 となり、

 つまり・・・

 管理栄養士は栄養士資格所持者なのです!

管理栄養士の一日(医療・福祉の仕事見る知るシリーズ:10代の君の「知りたい」に答えます)

こんな本もあります。管理栄養士さんって何しているのかな?写真とともに紹介されています。

まとめ

病院管理栄養士を長年してきたりんごですが、先輩方には栄養士として採用されて働いていた方もいらっしゃいました。しかし、診療報酬の改定により、管理栄養士の存在意義がだんだんと明確化し、のちに栄養管理も給食業務もできる『管理栄養士』採用に限られるようになりました。(経験した職場の場合です)

『病院での栄養指導や栄養管理をしたい!』という場合は、管理栄養士の取得できる道を選ぶことをオススメします。

病院での栄養指導は管理栄養士でないと診療報酬上は算定することができません。おのずと採用職種は、『管理栄養士』となってきます。もし病院で『栄養士』採用となっているなら、献立業務・給食業務等の採用でしょう。(資格的に)どちらもできる『管理栄養士』のみを募集するところも少なくないです。

病院管理栄養士りんご
病院管理栄養士りんご

管理栄養士であれば、

栄養士・管理栄養士の求人どちらでも応募できます。

国家試験は大変ですが、どちらか目指すなら管理栄養士かなと私は思います。

病院管理栄養士りんご
病院管理栄養士りんご

特に病院志望なら、管理栄養士一択で!

以上、参考になればうれしいです!ありがとうございました。

コチラは、病院栄養士の1日ルーティンです↓

コチラは、給食業務が委託の病院へ転職後の病院栄養士の仕事について書きました↓

管理栄養士の就職先を書いています↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました