管理栄養士で、現在2児のママのりんごですが、過去二人目妊娠中に「妊娠糖尿病」になりました。
妊娠糖尿病ってどんなの?と、思われるかと思います。
イメージが湧かずに悩まれる方がいらっしゃったら、私の経験談が役に立てば幸いです。
また、このサイトを見てくださっている管理栄養士の方でしたら、これから妊娠糖尿病の栄養指導をする機会もあるかもしれません。
その際の参考にしていただければ嬉しいです!
妊娠糖尿病との出会い!?
一人目出産から数年後、
二人目の妊娠5か月の安定期になり落ち着いたのも束の間、
妊婦健診での尿検査で「糖が出てますね」となりました。
そこで、血液の血糖検査を行うことになりました。
一人目の時は尿糖もなく、血糖検査は経験がありませんでした。
(あ、これがいわゆるOGTTってやつか!)と、
まぁ、大丈夫でしょ。と、まだ余裕のわたし。
この時はまだ病名宣告されるなんて思っていませんでした。
それは突然に・・・
後日の検査結果にて、
『血糖値が高いので、総合病院へ行ってください。』
えー!!!????
管理栄養士の私、まだ受け止めきれなくて、ショックまでいかなかった。
???が並んでいる状態。
管理栄養士さんならそのくらいの知識あるんじゃないの?
と、思われるかもしれませんが、いやーなかった。
病院勤務でも産科がないと妊婦さんも遠い存在。
友達でも妊娠・出産した人はいましたが、妊娠糖尿病になったことがある人はいませんでした。
(どちらかというと、体重増加とか妊娠高血圧症とかは耳にしていたけど。)
だから、えっ!?ってかんじで。
同僚に報告する苦痛・・・
病院が変わるので、職場に報告するのが苦痛でしたよ。
だって、「管理栄養士なのに糖尿病って」って、思われるもん。
“管理“不足だって思われるに決まってるもん。
なんで、なんで・・・私だってなりたくてなった訳じゃない・・・
そんな始まりでした。
妊娠糖尿病の割合
現在、妊娠糖尿病になる頻度は100人あたり12人と言われています。
以前の頻度は100人に3人だったようで4倍に急増しています。
しかしこれは、2010年に大規模な診断基準の変更があり、範囲が広がったのが理由のようです。
この点を考えると、お母さんや義母世代は、
妊娠糖尿病に「なったことがない」「知らない」という認知の差が生まれる原因になると思います。
妊婦さんが一人で苦しまない為にも、このことをもっと知ってもらうという必要もあると思いました。
またさらに、晩婚化・晩産化に伴い、増加傾向にあるとのこと。
これからますます『妊娠糖尿病』の割合が増えるのでは?と予想されます。

わが国の糖尿病人口は急増しており、妊娠糖尿病においても同様の傾向があります。
これまでの診断基準では、わが国の妊娠糖尿病の頻度は2.92%でしたが、2010年7月に大規模な診断基準の変更があったため、妊娠糖尿病の頻度は12.08%と4.1倍に増えることがわかりました。
ただし、この数字は全員に75gぶどう糖負荷試験を行った場合の数字ですので、スクリーニング陽性者のみぶどう糖負荷試験をしたときは、これより若干少なく7〜9%の頻度になります。
2016年9月改訂
日本糖尿病・妊娠学会より
参考文献:糖尿病診療ガイドライン2019/日本糖尿病学会
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