こちらをご覧くださってた方は少なからず、「辞めたい」だけど「辞めていいのかな」そんなふうに考えている方かと思います。そしてどうしていいか分からず、グルグル考えている…そうではありませんか?
私は、十数年務めていた病院を「適応障害」で休職。その後、退職し転職活動しました。今では自分で納得のいく職場へ転職しましたが、振り返ると「数十年を無駄にしたかな」「もっと早く辞めればよかったかな」と考えることもありました。わたいしのいままでの経験上で、辞めたほうが正解と思う例をあげます。辞めようか悩んだときの判断の材料にしていただければと思います。
辞めて正解!な職場
結論!こんな職場は辞めていいと考えます。
以下にそれぞれのエピソード付でお話します。
まさかと思いますが、全て私の経験談です
そして、職場や栄養士という仕事はあなたの人生のすべてではありません。目的ではなく手段だと考えます。健康ならどこででも長く働けます。
辞めていい。その理由を解説
もっとも!すぐに!!!辞めていい理由は、「精神的に病んでいる」状態です。特に、精神疾患は最初はその症状に気づかない場合もあります。また「これは甘え?」と頑張ってしまうと「うつ状態」が進行し「うつ病」となり、治療が難しくなるケースがあります。早期に病院へかかり、治療を開始しましょう。
精神を病んでいる
自分では判断がつかないこともありますよね。例えば、こんなことはありませんか?
こんな症状があるときは精神的に病んでいます。まずはココロを守る行動をとりましょう。
そういえば、これってそうかも!?
すぐに病院を予約して!
悩みを相談したけど改善がみられない
「人は話せばわかる」と思うかと思いますが、違います。みんな、まずは自分。まずは職場の利益優先で動いています。一人のことなんてそこまで管理できません。
冷たい言い方ですが、まずその考え方をもっていたほうがいいです。
その上で、それでも相談は大切です。他人は、「言葉」で「何をしてほしいのか?」を、伝えなければ分かりません。相談して改善がみられればもうけものと考えます。それでも相談しにくい…という場合は、「相談したけど改善が見られなかった」という事実を作りましょう!
受診時でもこれを確認されます。「職場へは相談はしてみましたか?」と。
また、やぶさかではありませんがもし「出るとこ出る」と考えているときもこの事実は重要です。
わたしは人間関係を相談したけど「気にしないほうがいいよ~」と言われました。
「眠れない」と相談して、「うん、わたしも睡眠薬のみながらやっているよ~」と言われる。
眠れないんです…。
管理栄養士
*イメージです
わたしも睡眠薬飲みながらやってる!
は、はい…
これって、ほんとおかしいです。これこそブラックの始まり。「あれ?なんかおかしい?」って思っているうちに動いたほうがいいです。「眠れない」は立派な精神疾患の症状です。ベテラン栄養士さんは栄養士としても人生としても先輩かもしれませんが、精神疾患の専門ではありません。病院へ受診して、専門の医師に相談しましょう。
辞めるのも、転職活動も絶望的だから「もういっそ死にたい」…と考えた。
特に新人の方。仕事を辞める経験がないと『辞めること』自体が不安ですよね。この先どうなるんだろう・・・私はやっていけるのかな。がんばって入った職場なのに…。
そんな風に頑張って、どうしていいかわからない。「辞めたい」も言えないから辛い。職場に行くのがつらい。
…死にたい。
そんな風に考えてしまう。
これ、実は過去の私です。
人間関係に悩んで、職場に行くのがつらくなりました。朝の職場へ行く途中で事故に合えば「正当な理由」で休めると思っていたんです。通勤電車へ飛び込み事故も実はこのような精神状態からおこるという話を聞いたことがあります。
希死念慮(これはきしねんりょ)といいます。立派な精神疾患です。病院へ受診しましょう!
(こちらの本を読むと、納得いくかもしれません。)
ブラック!数時間のサビ残をほぼ毎日当たり前のようにやらせる。
こんな職場が無いならそれは良いことです。当てはまらないときはとばしてください。
これは私の前職の話です。(ちなみに私の上には栄養科の課長が居ます)
- 1日最低1時間残業。平均2時間。最高5時間残業。
- 残業代なし
- 10数年間。
- 勉強になるからとなんでもやらせる。
- 書類の整備もほぼすべてやらせる。
- 管理栄養士は調理員のお手本となるべし。と休みをとらせない(圧をかける)
『やりがい搾取(さくしゅ)』聞いたことありますか?まさにこれが横行している栄養科のお手本ですね…。こんな職場はないと思いますが…。
新卒から務めた私は他を知らず、病院管理栄養士になりたかった私は転職も考えられず、これに気づけませんでした。
私は病院栄養士歴が長く、病院栄養士の業務内容が多いことは前記事にもお話しましたが、これが慢性的に定時で終了していないところはブラックです。さらに残業代を支払わないところもはもっともっとブラック。
定時で終わらせるようにするのは、上司の仕事の一つです。残業代を支払うのは、雇用者の義務です。
それでも年数を重ねて、交渉はしました。
- 残業代を支払ってほしい
- この業務は上司のあなたもやってほしい
しかし、全て「あまえ」のような対応しかされませんでした。「あなたの意識はその程度なの?」という言い方でした。また、手を変えて、
- 業務改善のためのタイムスケジュールを作成してみました。
この業務にこれだけかかっている。と。説明し、改善したいです。という相談で。
しかし、「だから?」という対応でした。もう反論するのもむなしくなり、その後は淡々と続け、この上司が辞めるまで耐えようと考えるようになりました。
新卒から務めていた私は、それが普通なんだ。と、もやもやしながらも続けていました。
たぶん一種の洗脳にかかっていました。
そんな中、適応障害になりましたが、助けてもらえるかといえばその逆で、「辞めてもいいよ」と言うような内容の対応を続けられたため、「ああ、あんなにがんばっていたことは報われないんだ」と思いました。
退職して距離をおき、また別な職場を知ったことで、あれが全国の栄養科のすべてではないんだと感じています。
数年が全て無駄になったとは思いませんが、「もっと自分の自由にやればよかったな」「我慢だけが美徳じゃない。自分のために生きることも時には大切」と考えるようになりました。
自分本位に、自分を大切に考えることも大事!
おかしいと思った時から動き始めていいと思います。求人サイトを見るだけでもいいです。定時で帰っている職場は他にたくさんあります!
辞めるときの理由は
さて「辞めよう」そんなときは理由を伝えるかと思います。正直に伝えるかはもちろん自由ですが、以下のことを考えておきましょう。
- 引き留められた時はなんと答えるか
- いつまでに辞めるつもりでいるか
- 退職後どうしようとしているのか
- 栄養士として働く場合、どこか研修会等で会う可能性も考えておく。
辞めると決めたら、仕方ないよねという理由のほうがスムーズです。また、病院から病院への転職だとつながりもあるので、悪い印象はなるべく残さないようにしたいですね。
まとめ
第一にココロを病んでしまう職場。
第二にひとの時間とお金を軽んじる職場。
これに当てはまるようでしたら、辞めていいとわたしは考えます。あなたはロボットではなくひとりの人間です。ひとりの大事な働き手として考えられない職場には職場の未来もないし、自分の未来もないと考えて、次の手を打つ準備をしておいて正解です!
「あなた」を守れるのはあなただけです。
こちらは、退職・転職を考えたときのその道筋5ステップです。見通しが立てば動ける!
私が心を壊した「適応障害」について。「休職」という選択肢についても書いています。
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