NST(栄養サポートチーム)を中心に、『チーム医療』が基本的な考えとなりつつ中で、”NST専門療法士”という資格があることを知り、さらに資格取得を考えている医療従事者の方も多くいらっしゃるかと思います。
その中で、どのような勉強をするのか?テキストはどのようなものをそろえればいいのか?と悩みますよね。
どんなテキストをそろえればいいの?勉強法は?
X(旧Twitter)では、「どれを選んでいいかわからない」。「間違えて買いなおした」といったつぶやきも見られましたので、こちらを参考にしていただけたらと思います!
NST専門療法士取得の経緯
私は病院勤務する中で、”NST専門療法士”を志し、2013年に資格を取得し、またその経験をもとに栄養管理業務を行ってきました。資格取得は大変なこともありました。もちろん資格取得が目標ではありましたが、何よりもその勉強が今でも栄養管理の役に立っています!そこで私の使用した本や勉強法をご紹介します。「NST専門療法士取得するぞ!」という方の力へとつながれば幸いです。
NST専門療法士仲間が増えるのはうれしいので、応援します!
*本ページはプロモーションが含まれています
NSTとは?
まず、NSTとは、【Nutrition Support Team=栄養サポートチーム】の略です。
NSTは、低栄養状態の入院患者さんを対象に多職種の医療スタッフが協力して最良の栄養管理を行い、疾病の治癒や合併症の予防を目指す栄養ケアチームのことです。
NST専門療法士の受験条件
受験資格・条件がありますので、まだの方はご確認ください↓
また、2023年に条件が緩和されました!
『当該国家資格により5年以上→3年以上、(上記参照)従事した経験を有すること』
(2024年度受験者から適応されるようですね)
私がおすすめしたいのは、国家資格を取得してからの最速の3年で受験するのが一番ラクかなと考えます。
なぜなら、一つ目は、試験問題が国家試験に近いものもあること。記憶に残っているうちが勉強しやすいからです。二つ目は、結婚して出産するとなかなか時間が取りにくいことです。もちろん育児中でも取得されている方もいらっしゃいますが、相当な努力をされたと思います。
資格取得を考えているなら、まずは『3年』のうちの取得を考えて動いてみると良いかと考えます。
NST専門療法士のテキスト3選
これだけあれば大丈夫!なテキストはこの3冊です↓
その1:NST専門療法士テキストブック
基本はここからの出題になります。書籍の購入は楽天などの通販サイトでもできるので、勉強だけなら学会に入らなくても始められます。また、その勉強自体が栄養管理に役に立ちますのでこの1冊は無駄にはなりません。
このように、みっちりしてますので少しずつ読み進めていくことをおすすめします。
その2:NST専門療法士・過去問題集
問題集は傾向がつかみやすく、試験対策しやすいですよね。
勉強方法は国試の勉強に似ています。
例えば、国試勉強でも経験があるかと思いますが、模試や過去問で間違えた問題を直して、また模試を受けるといった、『トライ&エラー』を行ったかと思います。
国試の勉強で問題集を活用した方は多いと思います。問題の形式も似ているので同じ勉強法が効果的です。
そして、実はこの方法は脳に定着しやすいと言われています。
勉強法としては、問題を解く→「なんで?」が生まれて→それを調べる→「分かった!」これで知識の定着化ができるといいます。
参考:アウトプット大全(樺沢紫苑)
補足)過去の問題集
こちらは、上記の問題集が出る前の問題集です。
その3:受験必須セミナーの受講と参考資料
教育セミナー(現:受験必須セミナー)を受講した際の資料です。これを読み込みましょう。
補足)NSTサポートチーム専門療法士資格取得のための『受験必須セミナー』について
- JSPEN(日本臨床栄養代謝学会 | JSPEN公式サイト)の受験のための研修会です。
- 受講はオンラインで受講できます。
- 非会員でも受講できます(以下に詳細)
セミナーはオンラインで受けることができる場合もあります。
確認して、おおいに活用しましょう!
■開催時期:HP要確認(https://www.jspen.or.jp/)
■取得単位:
・NST専門療法士受験必須セミナー単位 10単位
■受 講 料:
JSPEN会員 12,000円/JSPEN非会員 15,000円
『静脈経腸栄養ガイドライン』は必要か?
最新版はこちらの第3版です。
NST活動においては手元においておきたい本です。
試験においては補足的に持っていてもいいかな?と思います。
また、ガイドラインはネットでも確認することもできます。
まとめ
受験には、この3冊があれば大丈夫です!
2023年、NST専門療法士の受験要件の緩和がありました。
『医療・福祉の分野で3年以上』と従来の5年から3年へ変わりました。
わたしは受験して、出題内容・形式が国家試験に近いので、国試受験の年に近いほど勉強はしやすいな、と感じました、
受験するなら、国試の感覚が残っている早いうちの受験をおすすめしたいです!
同じNST専門療法士のお仲間が増えるのはとてもうれしいです。合格お祈りしています!
以上、参考になればうれしいです!
ありがとうございました!
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