もっと、病院管理栄養士について知りたいな。
病院管理栄養士は、病院スタッフの一員として
委員会にも参加します。
どんなものがあるか、ご紹介しましょう!
病院管理栄養士は、病院スタッフの一員・部署の代表として、院内委員会へ参加します。
委員会にはどのようなものがあるのでしょうか?
どのような委員会があるの?
委員会には以下のようなものがあります。
- 栄養管理委員会
- 褥瘡委員会
- ICT(感染対策チーム)委員会
- パス委員会
- 医療安全管理委員会
- NST委員会や摂食嚥下チーム・がん緩和ケア等のチームミーティング
1.栄養管理委員会
栄養科が主催する委員会です。
適切な栄養管理が行われているか、給食管理・栄養管理業務の見直しの為に行います。
具体例)
・食種の変更の報告
・補助食品の見直しの報告
・栄養管理件数の報告
・嗜好調査の結果報告と改善案の話し合い。等。
医師・看護師・事務・その他多職種が参加します。
2.褥瘡委員会
褥瘡(床ずれ)の予防・早期改善の為に話し合う委員会です。
対象患者のラウンド(回診)も行います。
褥瘡改善には、多くの栄養素が必要となってきます。
管理栄養士は、栄養面からのサポートを行います。
医師・看護師・薬剤師・検査技師・事務・その他多職種が参加します。
3.ICT委員会
感染予防の為に行う委員会です。
医師・看護師・検査技師が中心となることが多いですが、
管理栄養士も給食に関しては食中毒の予防において重要です。
感染症の方が入院された際の配膳法・食器の扱い方などはマニュアル化されており、
困ったときは委員会へ助言をあおいだりもします。
医師・看護師・薬剤師・検査技師・その他多職種が参加します。
4.パス委員会
パス=クリティカルパスのこと。
医療行為でほぼ流れの決まっているものは、パスを作成することで、
スムーズに無駄なく、ミスなく行うために行っています。
例えば、
・眼科:白内障のオペ
・整形外科:膝関節症のオペ
・泌尿器科:前立腺生検 他にも多数。
定期的に作成・見直しを行います。
管理栄養士は、絶食・開始・食事量について助言・相談します。
医師・看護師・検査技師・薬剤師・その他多職種が参加します。
5.医療安全管理委員会
医療にかかわる現場で発生する、患者様や病院関係職員の人身事故(医療事故)の防止を基本方針として取り組んでいます。
あってはならない、医療事故を予防するために、
・研修会の開催や、
・インシデント(日常診療現場で”ハット”したり”ヒヤリ”とした経験)の報告・分析を行います。
栄養科では、
・”誤配膳”の報告と、その原因分析を行ったりします。
医師・看護師・臨床検査技師・その他多職種が参加します。
3.NST・摂食嚥下等の栄養改善チーム
NST(栄養サポートチーム)や摂食機能療法算定に基づく、摂食嚥下チーム等、
患者様の早期改善のチームとして、各病院様々なものが立ち上がっています。
多くは診療報酬を基に立ち上がっています。
また算定するために立ち上げているが、算定要件に満たずに算定してないケースもあります。
「管理栄養士が参加すること」と、
決まっている委員会には必ず参加します。
委員会活動も大きな業務のひとつです。
医療はチームですすめていくという方向であるので、
管理栄養士も様々な場面に参加する機会が多いと思います!
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