管理栄養士の皆さん、お疲れさまです。
業務に走り回る毎日。それなのに、ああ、それなのに…🤣
今回は模索し続けた私の経験から、こんなことはどうでしょうか?というご提案をしてみたいと思います。
Let’s 栄養指導の業務改善!♪
病院では診療報酬がすべて。(おおきな声では言えませんが、病院だって存続の為には利益が大事)
上の方の委員会では、栄養指導件数が何件~とか、NST加算が何件~とか、食費がこんだけかかっているとかいう会議が行われています。
そこで一目置かれるようになるには、
栄養指導件数アップです。
では、どのようにアップさせればいいのでしょうか?
栄養指導の算定要件。これが守れていないと算定できません。
①初回30分以上 260点
②2回目以降20分以上 200点
診療報酬
ステップ1 医師へ指導依頼を増やしてもらうようにする
栄養指導は医師の指示が出て初めて実施することができるので、まずはそこを医師に理解してもらうことです。栄養管理委員会などで、件数を提示したりして、言い続けましょう。
これは、もうやられているところも多いかもしれませんので、詳細は割愛します。
ステップ2 継続指導を増やしましょう♪
栄養指導を1回で終わらせず、2回目以降も継続的に行いましょう。
特に生活習慣病の方は生活習慣の改善が必要ですので、継続的に行うことで効果があります。
2回目の栄養指導も医師の指示が必要になってきますが、そこを仕組化するといいと思います。
病院に合った方法を模索してみましょう。
継続指導は、患者様にとっても病院にとってもWin-Winです😊
ステップ3 時間がない!効率化するには?~質問票の活用~
件数アップ・継続指導アップして、病院も患者様のWin-Win。。。
と、思ったら、栄養科は時間が無くなった!
管理栄養士は残業、残業・・・
しかも、記録は残務整理だといってサービス残業。。。( ;∀;)ヒドイ
そんなときは栄養指導業務効率化の為に、事前質問票はいかかでしょうか?
質問表には、例えば以下のような項目を入れます。
A4用紙くらいの大きさで印刷し、バインダーにはさんで準備しておきます。
質問票(初回用) スムーズなご指導になるよう、以下の事柄にお答えいただければ幸いです。
*ただし、分からないところやお答えにくいところは、空欄にしていただいても結構です。
- 栄養指導は初めてですか? □初めて □以前聞いたことがある(病名 )(何年前? 年前くらい) (病院名: )
- 病気や検査値について医師から説明を聞きましたか?□少し聞いた □あまり聞いてない □その他( )
- 既往歴(手術歴など)
- 何人家族ですか?( )人
- 料理はどなたがされていますか? □自分 □妻 □母 □祖母 □その他( )
- 今回の栄養指導で、ご要望などがあればご記入お願いします。 □基本から知りたい □不安を解消したい □食事の注意点 □減量 □聞きたいことだけ聞ければいい □その他( )
- その他、職業や、飲酒・タバコの項目 体重変化・20代の体重等
待ち時間などに事前に記録しておいてもらえれば、時間の有効活用!!
(待たされている感覚も少なくなります)
- では、他病院で栄養指導を受けたことがあるなどの情報が得られます。
そうすると、どこから話をするのがいいかが判断できます。
- では、その程度病気について理解した状態かがわかります。
- では、カルテを確認する時間の短縮になります。
話を進めていたら、「あれ!?過去に、手術していたんですね・・・」ってことがなくなります。患者様のことを一番わかっているのは患者様本人なのです。
4や5では、どのような食事をしているかが予想できます。特に男性の独居者は、調理しない方が多いので、食事の準備方法(調理か購入か)が重点的になります。
6では、患者様が悩んでいることに直線距離でアプローチできます。
言葉で一言目には聞けないことも、質問票といった形なら聞きやすいです。
また、自分はどうしたいのかをかんがえることができ、
患者様の主体性を得られる効果もあります。
7.その他項目は多すぎずですが、いくつかあればそのまま指導記録として保管できます👍💖♪
初回30分以上かかってしまう栄養指導を
時間内にできるように、
活用できればと思います。
患者様ー病院ー栄養科(管理栄養士)がWin-Win-Winになれば、
管理栄養士のやりがいにもつながると思います。
以上、栄養指導における業務改善の一例でした。
参考になればうれしいです!
ありがとうございました!
コメント