疲れた…やめたい。そんな思考になったとき、休むという方法があります。
疲れた…もう辞めるしかない。
休みたいけど…これは甘えかな?
いえ!甘えではありません。こころが疲れている、
精神的なものの場合、『休職』という方法もありますよ。
実は、わたしもお仕事を2か月ほど『休職』した経験があります。
休職?何それ?ってどういうこと?有休なら使った事あるけど…?
と思われる方もいらっしゃると思います。
今回は、仕事を2か月間休職をしたことのある私が、休職してみて体感したこと、良かったことなどもお話しし、退職を考えるときに『休職』という選択肢についても考えるきっかけになっていただければと思い、お話します!
休職は現状からの緊急脱出装置
休んじゃいけないと思っていた
わたしもある原因により本当に辛い、仕事続けられない、といった状態に入った時がありました。
今なら、少し休む。
といったことが考えられるんですが、新卒で入った職場、しかも有給休暇すらまともにとっている方が居なくて、休まずにがんばらなくちゃいけないんだみたいな考えをもって仕事をしていました。
『休んじゃいけないと思っていた』
これにより、限界=退職と考え、
『辞める』という思考回路に入っていました。
導いてくれる人が居た
もうだめだ、と思って相談していると、同僚から
「心療内科を受診してみたら?」という助言をもらうことができました。
その同僚は心療内科・精神科にかかったことがあり、辛い時はかかってもいいんだよ(*^^*)と言うことを、教えてもらいました。新しい発見でした!
初めての心療内科受診
最初、心療内科へ足を踏み入れるのはとても怖かったです。
どんな先生なんだろう?
怖いかな?
怒られないかな?(思考がすべて「こわい」になってしまって、いました)
でも助けて…って、心のどこかで思ってました。
診察室に入った瞬間…
何かに解放されたように涙が止まらなくなりました
先生も察知したようです。
休んだ方がいいですよ。
それでも私は『休んだら迷惑がかかる』『休んだら恥ずかしい』『二度と戻れないのかも』と思っていました。
そして先生は、『一旦、職場で相談してきてみて』とお話しされました。
2回目の受診で休職の診断書が出ました。
そして次の診察日、やはりあまり改善の傾向がないので、先生は一旦休んでみたほうがいいよ。
休みたくない?と聞かれました。
私は正直に『やすみたい…です』と答えました。
そして『一ヶ月のお休みという診断書』が出ました。
このとき初めて病名が『適応障害』とつきました。
もらった正直な感想は、「休んでいいんだ!」でした。と、少しほっとしたのを覚えています。
職場へ休職の相談
上司へは受診後、電話を一度かけました。
『診断書が出ました。休ませてほしい』
そして次の日、職場で相談を行いました。
幸い、私の仕事は異動なども重なり、誰でも分かるようになっていたので、自分のこころ残りの仕事だけして帰宅し、そのまま休職となりました。
(症状によって職場へ行けない場合は、郵送でも対応できたりするみたいです)
休めば落ち着いて、冷静に考えられる
先生も、『「辞める」のは冷静な判断ができるようになってからのほうがいいよ』と言ってくださいました。
確かに、メンタルどん底のぐるぐる思考の時は、
『辞めたい』道 一直線だったので、別の道(選択肢)があることに気づきませんでした。
給料の心配と休みの種類
落ち着いて考えられるようになると、辞めたい、逃げたいという感情も少し収まり、違うことも考えられるようになってきます。
「休みは何を使うのかしら?特休?有休?病気休暇?」
これについては、職場がよりよい提案をしてくれると思います。
命や健康を害することなので、休む以外はもちろん二の次でいいことなのですが、少しでもお金の心配のいらない状態で療養したいですよね。
1か月程度なら有給休暇を消費
1か月程度のお休みなら、有休を使用すれば、給料は変わることなく休めます。
昇給・ボーナスなどに『休職期間は除く』と規定されてい職場では、日数への換算に影響されることなく休めます。
最高に有休がたまっている方は、40日あると思います。この機会に消費しましょう!
『就業規則』に記載があると思います。
傷病手当金の利用
傷病手当金は、働けなくなったときに、給料の6割くらいを支払ってくれる制度です。
無給での休みの場合は、これを利用することもできます。
健康保険を支払っている(多くは給料天引きされる)なら、申請でもらえます。
条件もありますので、詳しくは、自分が加入している機関で確認してみるとよいです。(保険証に書いてあります)
協会けんぽの方はこちらから確認してみてください👇
就業規則で『退職』と『休職』について確認してみる
職場は残念ながら『退職』についても、『休職』についても詳細に説明してくれるところはありません。(もちろん推奨もしません。)
しかし、職場の就業規則にならどちらも載っています。
『休職』の内容についても書かれいます。
職場によっては、職場の規則で給料を全額出すところもあるようです。無給となるところと分かれるようです。
辛いときだとは思いますが、余力があるときに『就業規則』をチェックしておけるといいですね。
本来なら、いつでも見られるところにあっていいものですが、見当たらない場合は事務部門へ問い合わせて見せてもらいましょう。労働者の権利です。堂々とお願いしましょう。
休職をためらう場合に考えてほしいこと
『辞める』と起きることを考えてみる
数年・数十年と勤めていた職場では、お金だけでなく得られたものも大きいと思います。
もちろん、辞めることが悪いということではありません。健康は大事。
しかし、辞めてしまったあとにやっと冷静に考えると、
ふと『やっぱり辞めなきゃよかった』と後悔しないように
以下のポイントを確認し、納得してみてからでも遅くないです。
- 退職すると、人と会う機会が極端に減ります。
- 職場の友達と会う機会はどうでしょう?
- 取得した資格がある場合は、更新時に在籍期間が影響するものもあります(わたしは医療職の資格がありました)
- 子供が居る場合は、保育園にも関係します。辞めたら退所しなければならない場合も。(ただし、療養や転職活動では預けてOKな場合もありますが、待機児童にもよるので相談してみましょう)
そうなると冷静に考えるための『休職』といった期間を設けることも悪くはないはずです。
長い人生のたった数か月や数年、人生のひと休み期間だと思うことにしましょう。
ひとやすみ、ひとやすみ。
休むほうが早く”逃げ”られる場合も
辞めたい=おそらく、現状から逃げたいだと思います。
いまの、現状での課題、例えば、
- パワハラ
- 人間関係
- 業務量が多い
- 忙しい仕事がずっと続く・・・など
これらが、きっとこれからもずっと続くだろうと思うと『辞めよう』と考えると思います。
しかし、改善することはできないでしょうか?相談できる相手はいないでしょうか?または相談しても解決の具体案がなく、まただらだらと日常となってしまってるのでしょうか?
そんな時は、退職より「休職」のほうが早く”逃げ”られ、メリットもあります。
期間
退職だと、大体の会社は引継ぎ・後任選出とかもあるので『1か月くらい前には言ってください』となっているかと思います。
さらに有休全て使うこともできずに、だらだらと引継ぎを行って、やっと辞める…なんて場合も。
それに比べて、「休職」の場合は、順調にいけば1か月以内で休むこともできます。
※心療内科の予約が数か月とれない地域もあるので、予約だけでもとっておいてもいいでしょう。
「休職」の診断書を出すメリット
さらに診断書が出ると、「労働者の休職」が職場の上のほうにまで認知されて、業務改善が行われる場合もあります。
- 異動
- 配置転換
- 業務改善 など
への着手があるかもしれません。
診断書=職場への問題提起書
のように考えると、受診や診断書も悪くはないと思えます。
ここまで考えて、『やっぱり私には退職だ』と考えるならそれはそれで、わたしはあなたを陰ながら応援します!
ここまでよくがんばりました!
退職を考えたときの行動
転職するなら転職サイトをのぞいてみる
退職について考えたとき、どのくらい求人があるのかな?をのぞいてみるのもいいものです。
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退職代行ネルサポ心療内科の先生はあなたの味方になってくれる
心療内科やメンタルクリニックの先生は基本的には味方になってくれます。
心の専門家なので、「あなたの甘えだろう」といった発言は安易にしません。
患者さん(=あなた)のことを尊重してくれます。
- 薬はできるだけ飲まないようにしたい
- 仕事を休みたい。
などの、希望があれば話してみると、できる限りその希望に沿ってくれると思います。
違った考え方や「こう話してみたら?」などのアドバイスもしてくれます。
ココロの専門の先生です。「甘えてる」なんて思わないので、安心して相談してみてください。
まとめ
もし、「次のステップに進みたい」などのポジティブな理由ではなく、精神的な理由で「辞めたい」と感じて悩んでいる方へ、参考になればと思いお話しました。
- 『休職』という手段を知る
- 心療内科の受診をして、専門の先生へ相談してみる
- 一旦休職して、冷静になってから退職を考えてみてもよい。
- それでも退職なら、サービスを利用してみる
今回は、『休職』という手段について知ってほしくてお話しました。
参考になればうれしいです!ありがとうございました!
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